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旭軒のシュークリーム

こんにちは。

今日は旭軒のシュークリームについてお話しさせていただこうと思います。


その前にシュークリームという言葉の由来。

シューはフランス語でキャベツのことを指します。

シュークリームはクリームの入ったキャベツという意味です。

膨らんだ形がキャベツ似ていることからこのような名前になったそうですよ。


今、旭軒のシュークリームは3種類

◆西屋敷

◆秀~SYU~

◆羅・SSIC

旭軒のシュークリームの総称を、旭軒の住所の番地「28-1」と名付けています。


その中でも「西屋敷」は、

旭軒昔ながらのシュークリームで、安定定番の人気商品です。

お客様からご注文を頂いてからシュー皮にクリームをお詰めしてお出ししています。

詰めたてをなるべく早く召し上がっていただくのが一番おいしいです。


シュー皮にはほんの少し、塩味を効かせていて、

この塩味が中のクリームの味を引き立てるポイントになっています。

中のクリームは、生クリームカスタードと併せたものを使用していますが、

併せる時も個々の味をそれぞれ生かすためがっつりと混ぜてしまわないようにしています。

こうすることにより、それぞれのクリームが引き立ち、

食べた時も一口目二口目と味の表情が変わります。


今となっては「シュークリーム」という言葉はもう、それだけで何のことか想像できてしまうほど浸透していますが、まだこの名前が世の中に浸透していない頃に作り始めたときはクレームを沢山いただきました。

バニラビーンズの黒い粒を「砂が入っている」と言われたことも沢山(笑)

当時はバニラビーンズがまだ出回っていない頃でしたので仕方のないことですよね。

今だからこそ笑って話せますけど、その時はお客様にバニラビーンズを見せて一からご説明して理解していただきました。

そんな過去もありました(笑)


さて

夏が終わりこれから来年の春にかけては、シュークリームの注文が夏に比べ何倍もの数になるので、今から計画表を作って準備をしていきます。


前回のブログでお話しさせて頂きました。

今フードロスの問題が挙げられています。

絶対に目を背けてはいけない問題で、食べ物を創る側としてこれを無くすことは

責務だと感じています。


シュークリームは生ものですから日持ちがしません。

沢山仕込んで時間が経てば味が落ちますし不味くなる。

売れ残りはその日に廃棄しなければなりません。

沢山販売する事だけを追えば、売り上げは上がりますが、一方でロスも多くなります。


良いことは何一つ無いです。


売り上げだけを追って

味が落ちたシュークリームを販売し、ロスは捨てる。

僕はこのやり方は間違っていると思います。


美味しく召し上がってもらえて、かつロスをなくす事を考えたとき

決して大量に作り置きせず、

ご注文が入ってからクリームを詰めて提供する事。

御予約や在庫の数、去年や一昨年などに売れた数を遡っておおよそのデータを参考にして、その数を追いかけて焼くことが最善だと思いました。


◆作り方、

◆提供の仕方、

◆販売の仕組み

を考えて工夫することで、

フードロスの問題が改善されることは絶対にあると思います。


ですから、

事前にご予約を頂けることが、私達にもお客様にも、そしてフードロスの問題に対しても

本当は一番「理想的」な形だと思っていて、


創る側は確定した数を準備できるのでロスがなくなります=鮮度が高く美味しい状態をお客様に召し上がって頂けます
買う側は完売して買えなかったという事がなくなります=お客様の手元に必ずシュークリームが届きます

双方にメリットがありますし

フードロスの問題にも直結して良いことだと感じています。


もちろんご予約数にも限界はありますが、お店に来たのに、売り切れていて買えなかったという事はなくなりますし完売状況もお電話でご予約される時に事前にわかります。


世の中からフードロスゼロを目指して!!

是非、事前の予約にご協力いただけると嬉しいです。


ただ、土日祝の当日予約だけは承る事ができませんので、

土日祝に受け取りたい方は事前ににご予約をお願いします。


世界から飢餓がなくなる為にまず私達ができる事・・・

それをこれからも探し、実践していこうと思います。


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