こんにちは。
今日は【贈り物】について綴っていこうと思います。
旭軒の焼菓子は、
愛知の方言を名前にしたものや、愛知の名所をイメージして創ったものを揃えております。
愛知で生まれた者として、職人として、
【一つ一つの焼菓子に、ストーリーとメッセージを込める。】
これを拘りの一つとして大きく掲げています。
今、旭軒の焼菓子の種類は21種類、
クッキーが18種類です。
その焼菓子やクッキーを貼り箱に詰め合わせて贈り物として、ショーケースに飾ってあるものは全部で21種類になりました。
シュークリームや、ほんの手前みそ、焼菓子の単品を自宅用としてお買い求め下さるお客様は昔から変わらず多く、
このご時世の中で、本当にありがたい事だと思っています。
最近は、
ギフトを求めてお越し下さるお客様が大変増え、
中には遠方から遥々、
娘さんの結婚で両家の顔合わせをする際にお渡しする贈り物を買いにと、
お越しくださる方もいらっしゃったり。
そんな大切な日の贈り物に選んで頂ける事に、
とても感激しています。
昔から人気がある焼菓子の中で
茶でも一服〜やっとかめ〜

という名前を付けた、
お抹茶のパウンドケーキの中に小豆と胡麻が入った焼菓子があります。
やっとかめという言葉は名古屋の古くからの方言で、
八十日目(やっとおかめ)からきていると言われています。それが変化して
久々に会う人に対して、「やっとかめだねぇ」と使われる方言です。
僕が、貰う立場で、箱を開けた時
「久々だね元気だった?」って、相手の気持ちが目で見て感じ取れる。
そんな商品が作りたかったので、このネーミングを付けました。
味も絶対に大切なのですが、
贈る方からのメッセージが、箱を開けた時に伝わる事はとても大切な事だと思っています。
帯はこの位置で折って、
シールはこの角度で貼ってと、、、
包材の準備も工程がいくつもあって、大変時間がかかるのですが、大切に一つずつ手作業で梱包しています。
正確には、僕がお菓子を作って
スタッフさんに梱包の細かなルールを守ってもらって包装をしてもらっています。
日本の古き良き文化
【贈答品】これは作り手側の立場に立った言葉かもしれませんね?
お客様の「贈」る気持ちに、「答」える、「品」物を、創造すること。
良い言葉ですねぇ。
その言葉通り、【愛知の贈り物】として【答えていける贈り物】をこれからも創り続け
沢山のお客様に喜んでいただける様に、色々と試行錯誤を続けていきたいと思っています。