今回は洋菓子屋をやっておきながら
スイーツの必要性というタイトルになりました(笑)
さて、いきなり何のことか?と申しますと
【お菓子はなくても生きていける】という事。
お水や、朝昼晩食べるご飯とは違って
お菓子は「嗜好品」なんです。
しこうひん 【嗜好品】 栄養を取るためでないが、好きで、食べたり飲んだりするもの。例、酒・コーヒー・タバコ。
スイーツといえば、
今はコンビニで、ある程度のクオリティのものでしたら手に取る事が出来る時代です。
どんどん入れ替わりしますし、
手軽だし、流行に敏感ですし、とても便利ですよね。
そこで、私のような【専門店の価値】が問われます。
必要とされるには?
わざわざ専門店に出向いてまで、あれが買いたい、これが食べたい、
そういうスイーツを考案し続けること、
あとは、一度食べたらその人の、
記憶に残るロングセラー商品というものを大切に守っていくこと。
美味しいものを、手間暇かけて、丁寧に創る
それしか専門店の強みはないのですから
専門店を開かせていただいている以上、
「またあれが食べたい!!」と嗜好品のジャンルから抜け出す商品を
創っていかなければと思います。
ほんの手前みそ、シュークリームは今となってはお店の看板商品となりましたが
日々味の研究は続けています。
試食が増えると同時におなか周りも増えておりますが・・・笑
美味しいものを創るという喜びは、何にも代えられません。
嗜好品だからこそ、「うまい!」と言ってもらえなきゃ意味がない。
本日はこんなところで失礼します。